松月の歴史
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政治家、伊藤博文の料理長として活躍した創業者が、伊藤公から「松月」という屋号を拝領し開業した料亭。
加賀の名料亭で研鑽を積んだ主人の創りだす料理は、伝統に根ざしながらも新しさへの追求を怠らない逸品ばかりです。
四季折々で変化する庭園、調度品など細部に至るまで気配りを欠かさぬおもてなしをお約束致します。
松月の名前の由来
料亭松月の初代・松尾千代吉は、当時我が国の中央政界での大政治家伊藤博文公の総料理長として長く随伴してきた。
伊藤博文公の深いご愛好を受け、明治三十六年(1903年)料亭を創業した。
屋号命名には次のようなエピソードがある。
「一夕、公とともに松林を逍遥の折、かねて誓願の料亭建造をここにせよとご指定、時あたかも月の掲ぐるを眺め『松月』と命名」されたのである。
創業以来変わらぬ料理への想い
料理とは、材料の源泉に始まり、調理、味つけ、盛り合わせ、これを宴席に出すタイミング、さらには、お座敷のしつらえ、床の掛軸、花のあしらいに至る一連の雰囲気を提供するものだ。
との考えのもと、初代から二代目、三代目とう現在の松月に受け継がれている。
重ねていく歴史
明治・大正・昭和・平成と四代の御世にわたって、松月は幾多の大切なお客様に育てられ、励まされてきた。
大磯の文化のまちづくりを念願とした地方紙「大磯アペリオ」の平成四年三月号「大磯人貌」のコラムで次のように紹介されている。
『母が祖父から受け継いだもの、私が母から受け継いだものを自分の代で絶やしたくない。お客様に喜んでいただける限り続けていきたい。ことさらに老舗ということは意識していません。しかし大磯という地域の中で歴史を刻んできた伝統があるとすればそれを大切にしていきたい。』と。